ウィンドウズ10や11には、「スマホ同期」というパソコンとスマホを連携させるアプリがある。このアプリでパソコンとスマホを連携すると、パソコンでスマホから電話をかけたり、スマホにかかってきた電話をパソコンで応答したりできる。パソコンのマイクとスピーカーを使って携帯電話の通話ができるので、パソコンで作業中に突然電話がかかってきても対応しやすい。
「スマホ同期」は、携帯電話で通話できるほか、スマホに届いた通知を瞬時にパソコンに自動転送し、デスクトップ画面に表示することもできる。パソコンで作業に集中していても、重要な通知を見逃さずに対応できる。ショートメッセージ(SMS)の送受信機能もある。スマホで確認しなくても2段階認証の認証キーを確認できる。
スマホで撮影した写真をパソコンで表示したり、簡単な操作でコピーしたりもできるので、パソコンでスマホの写真を扱うときに便利だ。また、スマホの設定変更機能を持ち、マナーモードへの変更やスピーカーのミュートなどを遠隔操作でできる。パソコンからスマホを操れるので、いちいちスマホを手に持たなくてもよい。
電話の発着信だけはBluetooth接続を利用するため、パソコンの近くにスマホを置く必要がある。それ以外はWi-Fiやインターネット接続経由でも利用できるので、スマホは手元になくてもよい。スマホから離れた場所でもスマホの情報にアクセスできるので便利だ(図1)。
スマホにアプリをインストール、QRコードを読み取り接続
「スマホ同期」アプリは、10や11には標準でインストールされている。もし、スタートメニューになければ、「Microsoft Store(マイクロソフトストア)」から、アプリを入手できる(図2)。マイクロソフトは、Android(アンドロイド)7以降を搭載するスマホやタブレットが連携できる対象だとしている(図3)。