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コンピューターの得意分野の1つがシミュレーションだ。自分でプログラムを書けば、架空生物の生命すらシミュレートできる。本特集ではプログラミング言語「Python」を使って人工生命を作る方法を解説する。
【誕生と死】

人工生命のシンプルなシミュレーションから始めます。コードを実行すると、乱数で人工生命が表示される位置が決まり、そこに人工生命が表示されます。人工生命は、そのままその位置から動きません。時間がしばらくたつと死にます――というものです。そのシミュレーションを実現するコードが、リスト6です。リスト6の実行結果は図2です。