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税込1万円以下で入手できる中古PCでも、軽量Linuxを入れれば快適なマシンとして復活できる。主要な軽量Linuxから特徴のある5種類を選定し、レスポンスや操作性などを徹底検証する。

検証3
見た目や使い勝手の高いデザイン性
Zorin OS Lite

 「Zorin OS(ゾリンオーエス)」はデザイン性に優れたUbuntuベースのディストリビューションです。デスクトップのデザインを切り替える「デスクトップレイアウト」が用意されており、選択するだけでWindows 7風やWindows 11風、macOS風などの見た目を再現します*7

*7 Windows 11風やmacOS風のデスクトップレイアウトは、有償版の「Zorin OS Pro」が必要です。

 「Ubuntu 20.04 LTS」をベースに開発された最新版の「Zorin OS 16」では、Flatpakのリポジトリーが追加され、インストール可能なアプリケーションが増えています。

 フル機能を実装した有償版の「Pro」(39ドル)、機能を限定した無償版の「Core」、15年前のPCにもインストール可能な無償版の「Lite」がリリースされています。ProやCoreのインストールには、デュアルコアCPUに2Gバイト以上のメモリーを必要としますが、LiteならシングルコアCPUに1Gバイトのメモリーしかない低スペックPCでも動作します。いずれのエディションもデザイン性は高く、軽量な「Lite」でもデスクトップ環境に趣向が凝らされています。デスクトップはクラシックなWindows OS風で、機能性や操作性を損なうことなく洗練された外観に仕上がっています。

 有償版になると選択できるデスクトップレイアウトが多くなり、macOSやWindows 11、Androidなど合計8種類から選べるようになります。また3Dグラフィックス制作ソフトや、ビデオ編集ソフトといったクリエイター向けソフトも、有償版には多数収録されています。

「Zorin OS Lite」のインストール

 三つのエディションのうち、最軽量のZorin OS Liteをインストールします。ダウンロードサイト*8をWebブラウザーで開き、表示されるページにある「Zorin OS 16 Lite」の「Download-free」ボタンをクリックしてイメージファイル「Zorin-OS-16-Lite-64-bit」をダウンロードします。最新版は64ビットCPUにのみ対応しています。ダウンロードが完了したら、書き込みツールを使ってインストールUSBメモリーを作成します。インストールUSBメモリーの作成方法や起動方法は、「Lubuntu」の手順と同じです。

*8 https://zorin.com/os/download/

 インストールUSB メモリーから起動するとブートローダーが表示されます。「Try or Install Zorin OS」を選択してZorin OSのインストーラーを起動したら、図4の手順で作業を進めてください。30分ほどでインストールが完了し、PCが再起動します。再起動後、ログイン画面が表示されたら設定したユーザー名とパスワードでログインします。

図4 「Zorin OS 16 Lite」のインストール手順
図4 「Zorin OS 16 Lite」のインストール手順
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