近年、人が身体的、精神的、社会的に良好な状態である「ウェルビーイング」が日本でも注目されている。この流れに沿うように、国際的に広がり始めているのが、安全、健康、ウェルビーイングという視点からあらゆる職場環境での事故と疾病を予防するアプローチ「VISION ZERO」だ。日本の「ゼロ災運動」に端を発するこの活動、現在世界の大手企業を中心に1万5000社以上が参加している。では、VISION ZEROとは何なのか。ウェルビーイングを追究する上で欠かせない働く人の安全を確保するための新しい概念「協調安全」と合わせて、活動の最新動向を解説する。