
(写真:Getty Images)
2022年4月、高校の情報科目が大幅に刷新され「情報Ⅰ」が必履修になる。今後全ての高校生がプログラミングやデータ活用を学ぶようになり、IT、情報処理が「読み書きそろばん」として国民的素養になる時代が訪れる。大学では政府のAI(人工知能)戦略と軌を一にして、既存の情報系学部とは異なるデータサイエンス学部などの開設が進む。DX(デジタル変革)を担うIT人材、デジタル人材の不足が叫ばれる中、新IT教育は人材不足解消の切り札になるのか。未来のIT人材の学びに迫る。
デジタルは国民的素養として花開くか
2022年4月、高校の情報科目が大幅に刷新され「情報Ⅰ」が必履修になる。今後全ての高校生がプログラミングやデータ活用を学ぶようになり、IT、情報処理が「読み書きそろばん」として国民的素養になる時代が訪れる。大学では政府のAI(人工知能)戦略と軌を一にして、既存の情報系学部とは異なるデータサイエンス学部などの開設が進む。DX(デジタル変革)を担うIT人材、デジタル人材の不足が叫ばれる中、新IT教育は人材不足解消の切り札になるのか。未来のIT人材の学びに迫る。
出典:日経コンピュータ、2022年3月31日号 pp.26-41
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デジタル人材不足の中、IT企業がIT教育への関わりを深めている。学校の情報教育を先取りする形で多様な学びを提供している。新たなIT教育はITの「つくり手」と「使い手」の溝を埋めると期待される。
大学がIT人材育成の新たな学部や研究科を設立、卒業生が巣立ち始めている。既存の情報系学部とは異なるデータサイエンス学部やAI研究科では何を学ぶのか。滋賀大学、横浜市立大学、武蔵野大学、立教大学の取り組みを紹介する。
IT人材、デジタル人材育成に向けた究極の策、教育が大きく動き出す。2022年4月から高校の「情報Ⅰ」が必履修化、全員がプログラミングやデータ活用を学ぶ。デジタル人材には知識やスキルとともに、新たなデジタル社会の行動規範が必要になる。