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建設コンサルタント会社が新型コロナウイルス禍の影響を強く受けたのは、国内よりも海外の業務だった。渡航制限などで一部の事業に遅れが生じた。一方で、コロナ禍による渡航費の削減が、利益の増加に寄与している。
海外の売上高ランキング(1位~20位)
2021年に期末を迎えた決算期における海外の売上高(単体)ランキング。決算期は「年.月」。カッコ内は対前期増減率(%)。日経コンストラクションが全国の主要建設コンサルタント会社を対象に実施した調査に基づく(資料:日経コンストラクション)
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海外の売上高ランキング(21位~40位)
2021年に期末を迎えた決算期における海外の売上高(単体)ランキング。決算期は「年.月」。カッコ内は対前期増減率(%)(資料:日経コンストラクション)
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2021年に期末を迎えた決算期における単体の海外売上高は、オリエンタルコンサルタンツグローバルが前期比13%増の225億円でトップ。同4.4%減で173億円だった2位の日本工営との差を広げた。
海外で売り上げのある会社のうち、66%の会社が前期よりも売上高を減らした。上位40社を見ると、24社が海外で減収だった。