ネット社会が当たり前になっていく中で、私たちを取り巻く情報は加速度的に増え続けている。いわゆる調べ事の多くはインターネットで事足りるようになり、役立つ情報もどんどん降ってくる。
こうなると、目にした役立つ情報を記録しておくことがますます重要になってくる(図1)。現実には「間違いなく役立つ」だけでなく、「もしかしたら役立ちそうな情報」でも記録しておきたい。これによって、再度探す手間が省けるし、数年後に大きな価値を生む可能性だってある。
目にした情報は、ちょっとでも琴線に触れたらすかさず記録しておこう。デジタルデータは保管に要する場所の負担が少ないので、保存しないで困るより、保存して使わない方が理にかなっている。
OneNoteを情報の起点に
情報を片っ端から記録するのにもってこいなのがOneNoteだ。パソコンとスマホで同じ情報が見られるので、会社や自宅はもちろん、出先で見つけた情報も記録するのに向いている(図2、図3)。
筆者は、書籍の執筆やYouTubeのネタとして、日ごろから大量の情報を記録して蓄積している。Webページを見ているときでも、あっという間にたくさんの情報が集まり、メモも増えていく(図4)。
必要があれば動画や写真も蓄積している。手元のOneNoteには、約10年前に撮影したパソコンの動画も残っている(図5、図6)。ただし、1つのノートブックには2GBの容量制限があるので高画質な動画の保存は難しい。今はスマホでも4K動画を撮影できるので、ファイルサイズは大きくなりがちだ。記録用に貼り付けたい人は、画質を落としたファイルを別途作成してもよいだろう。