製造業における検査工程は人間の五感や手作業に頼る部分が多く、自動化が遅れていた。しかし、センサーや人工知能(AI )の進歩により、熟練の技術者の判断を機械で再現できるようになり、自動化が進んでいる。さらには、人間の作業を代替するだけでなく、人間ではできないような処理も可能になりつつある。例えば、製品を高精度かつ高速でスキャンする技術の進化によって、従来の抜き取り検査を、インラインの全数検査に切り替えられるようになってきた。検査工程は、人手不足や、次々と明らかになる品質不正問題を背景に、省人化や無人化、トレーサビリティーの確保といった社会的要請がますます高まっている。生産性向上や品質担保に向けた検査機器・検査システムの最新動向を特集する。