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Windows 11の登場から半年が経過しました。徹底的に使いこなし、Windows 10との違いを「イイネ」「ビミョー」「ダメダメ」の3段階で評価しました。

タスクバーのアイコンは中央揃えで配置される

 Windows 11の大きな特徴といえば、スタートボタンやアプリのアイコンがタスクバーの中央に配置されていることだろう(図1)。Windowsというとタスクバーの左端に鎮座するスタートボタンがこれまでの伝統であったが、11では心機一転、中央揃えに。これには「マウスを動かす距離を短くして操作性を高める」というマイクロソフトの狙いがあったようだが、その効能はちょっと疑問だ。

スタートボタンの位置は固定ではない
スタートボタンの位置は固定ではない
図1 タスクバーにあるスタートボタンや各種機能、アプリのアイコンは10の左揃えから中央揃えに変更された。アイコンが追加されると中央揃えを維持したまま左右に広がるので、状況によってスタートボタンなどの位置が変わる。なお、最新のアップデートで「ウィジェット」のアイコンは左端に移動した
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 そう思う一番の理由は、スタートボタンの位置が流動的で把握しづらいからだ。アプリを起動してタスクバーにアイコンが追加されると中央揃えを維持したまま全体が左右に広がるため、スタートボタンを押す際、常にその位置を確認する必要がある。一方、10なら常に左端なので、マウスポインターがどこにあろうがマウスを思いっきり左下へ動かせばスタートボタンの近辺に移動する。

 とはいえ、設定変更でアイコンを左揃えにできるのでまだ救いはある(図2図3)。変更後はスタートボタンがタスクバーの左端に固定されて10と同じ使い勝手になる。

設定変更で左揃えにできる
設定変更で左揃えにできる
図2 スタートボタンなどのアイコンを左揃えにするには、タスクバーの何もないところを右クリックして「タスクバーの設定」を押す(1)(2)
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図3 開いた画面で「タスクバーの動作」をクリックしてメニューを展開し(1)、「タスクバーの配置」を「左揃え」にすればよい(2)(3)。なお、「タスクバー項目」を展開して「検索」「タスクビュー」「ウィジェット」「チャット」をオフにすると、それらのアイコンを非表示にできる
図3 開いた画面で「タスクバーの動作」をクリックしてメニューを展開し(1)、「タスクバーの配置」を「左揃え」にすればよい(2)(3)。なお、「タスクバー項目」を展開して「検索」「タスクビュー」「ウィジェット」「チャット」をオフにすると、それらのアイコンを非表示にできる
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