タスクバーは下部に固定 ウインドウ名の表示は不可
タスクバーはカスタマイズの自由度が低く、10にあった設定で廃止されたものも多い。10ユーザーの反感を買いそうだ。
多くの人を失望させるのは、タスクバーの位置がデスクトップ画面下部に固定で、上や左右に変更できないことだろう。10は「タスクバーを固定する」の設定を解除することでタスクバーの置き場所を自由に変更できたが(図7)、11は同様の設定項目が存在しないため画面下部から動かせない(図8)。一部の10愛好家はこれが嫌で10のまま使い続けているようだ。現状のマイクロソフトによる11の開発方針を見る限り改善される兆候はない。
アプリアイコンのグループ化を解除できない点を嫌う人もいるだろう。グループ化を解除すると空きスペースが減ってしまうが、アイコンが少ない場合はウインドウの名前が表示されてわかりやすい。これに関しても現状で改善されるという話はない。
アクティブなアプリはアイコンが強調表示される
10も11もアプリの起動状態をタスクバーのアイコン下部を見て判断できる。10はアイコン下部の線で起動の有無がわかったが、11はさらに改良され、起動の有無に加えて最前面(アクティブな状態)かどうかも判別できるようになった(図9)。起動中のアプリはすべてアイコン下部に点が付き、起動中かつ最前面にあるアプリは点ではなく線が表示される。この線が付くアプリは常に1つだけだ。