仮想テスクトップはタスクバーのサムネイルから切り替え
Windows 11では「仮想デスクトップ」機能が強化された。仮想デスクトップとは複数のデスクトップ画面を切り替えて利用する機能で10から搭載されている。11の特徴は何といっても切り替えが楽なこと。10ではタスクビュー画面もしくは「Windows」+「Ctrl」+「→」/「←」キーで切り替える必要があったが、11ではタスクバーにある「タスクビュー」アイコンから開くサムネイル画像をクリックするだけ(図9)。新しい仮想デスクトップの追加もサムネイルからできる。
仮想デスクトップの壁紙をOS標準機能で個別に変更できるようになったのも11の特徴だ。変更したいデスクトップ画面のサムネイルを右クリックして「背景の選択」を選ぶ(図10)。開いた画面で登録する壁紙を選べばよい。
その一方で、タスクビューに統合されていた履歴機能の「タイムライン」は完全に廃止された。
音声出力をモノラルオーディオにできる
「モノラルオーディオ」は10よりも使いやすくなっている。モノラルオーディオは左右のヘッドホン(スピーカー)から同じ音を出す機能で、立体感や奥行き感があるステレオ再生よりも会話が聞き取りやすくなることがある。10ではアクセシビリティ関連の設定から切り替える必要があったが、11では「サウンド」の設定でも可能(図11)。クイック設定の「アクセシビリティ」(前回図8)からも切り替えられる。
タスクバーのアイコンでマイクを一発オンオフ
ビデオ会議アプリ「Teams(チームズ)」で自分のマイクを切るには、10だとアプリ側でミュート(消音)にする必要があった。11ならもっと楽。タスクバーに表示されるマイクのアイコンをクリックしてミュートをオンオフできる(図12)。Teamsのウインドウが隠れていてもマイクの状態確認とオンオフができるのは便利。現在、マイクロソフトは新たなミュート機能を準備中で、今後のアップデートで順次機能が追加される予定だ。