まずは、ChromebookとWindowsノートの違いを具体的に把握しよう。Webブラウザーで動画を視聴したり、オンラインショッピングを利用したりする範囲なら、違いを感じることはほとんどない。影響が大きいのはアプリだ。不可欠なWindows用アプリがあるなら、Chromebookでの代替は難しいかもしれない。
多くのユーザーにとって特に重要なアプリは、「Word」や「Excel」などの「Microsoft Office」だろう。以前はChromebookでAndroid用のOfficeアプリを利用できたが、現在は利用不可。利用できるのはWebブラウザー上で動作するWeb版の「Office for the web」だけになる(図1)。Web版も機能は充実してきたが、アプリと同じわけではない。
周辺機器では、Windowsパソコン向けで利用可能な機器もある(図2)。対応OSとしてChrome OSが明記されている製品も増えてきたので確認しておこう。
一般的に言えば、Windows用の周辺機器で、専用ソフトのインストールが不要なタイプはおおむね利用可能。具体的には、USBの標準ドライバーで動作するキーボードやマウス、外付けストレージなどは動作する可能性が高い。一方、Webカメラやビデオキャプチャーなどは対応が分かれる。主要な周辺機器メーカーはChromebook対応についての特設ページを用意している。