Chromebookの選び方を見ていこう。Windowsノートとは少し違った視点も必要になる。
まずは価格だ。最廉価なら2万円台の製品もある。しかし、このクラスだと基本仕様でかなりの妥協を強いられる。よほどの理由がない限り、3万円台半ば以上の製品を選ぶことをお勧めする(図1)。
一方、10万円超の上位モデルも増えている。こちらはWindowsノートの中位モデルと重なる価格帯だ。Chromebookに価格以外の大きなメリットを感じるなら検討するという判断になるだろう。
Chromebookの特徴の一つは、低価格帯でも2in1タイプのモデルが多いこと(図2)。ノートパソコンで一般的な「クラムシェル」タイプもあるが、主流は2in1の回転式(コンバーチブルタイプ)と分離式(デタッチャブルタイプ)だ。使い方に大きく関わる違いなので、価格帯の次はこのポイントを絞り込もう。
さらに次は、ディスプレイのサイズ。これは本体の大きさに直結する。10~12型の製品が多く、13~15型が主流のWindowsノートより一回り小さい(図3)。小型軽量なので、持ち運びにも適している。
ディスプレイは解像度も確認しよう(図4)。低価格モデルでは低解像度も目立つ。とはいえ、例えば1366×768ドットの低解像度でも、画面サイズが11.6型ならドット密度は約136ppi。普及価格帯のWindowsノートに多い15.6型のフルHD(1920×1080ドット)が約142ppiなので、精細感はほぼ同じだ。