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 Chromebookの選び方を見ていこう。Windowsノートとは少し違った視点も必要になる。

 まずは価格だ。最廉価なら2万円台の製品もある。しかし、このクラスだと基本仕様でかなりの妥協を強いられる。よほどの理由がない限り、3万円台半ば以上の製品を選ぶことをお勧めする(図1)。

●製品価格は3万〜7万円台が主流
●製品価格は3万〜7万円台が主流
図1 各社が販売するChromebookの多くは3万〜7万円台の価格帯だ。一方、10万円を超える製品も増えおり、本体の処理性能が必要な使い方に向くという
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 一方、10万円超の上位モデルも増えている。こちらはWindowsノートの中位モデルと重なる価格帯だ。Chromebookに価格以外の大きなメリットを感じるなら検討するという判断になるだろう。

 Chromebookの特徴の一つは、低価格帯でも2in1タイプのモデルが多いこと(図2)。ノートパソコンで一般的な「クラムシェル」タイプもあるが、主流は2in1の回転式(コンバーチブルタイプ)と分離式(デタッチャブルタイプ)だ。使い方に大きく関わる違いなので、価格帯の次はこのポイントを絞り込もう。

●クラムシェルと2in1の回転式/分離式を選べる
●クラムシェルと2in1の回転式/分離式を選べる
図2 通常タイプのクラムシェルのほか、2in1タイプの回転式と分離式を選べる。5万円以下の安価な機種に2in1タイプが多いのもChromebookの特徴だ
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 さらに次は、ディスプレイのサイズ。これは本体の大きさに直結する。10~12型の製品が多く、13~15型が主流のWindowsノートより一回り小さい(図3)。小型軽量なので、持ち運びにも適している。

●画面サイズは10〜12型
●画面サイズは10〜12型
図3 ディスプレイのサイズは全般的に小さく、10〜12型の製品が多い。小型軽量の本体なので携帯しやすい
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 ディスプレイは解像度も確認しよう(図4)。低価格モデルでは低解像度も目立つ。とはいえ、例えば1366×768ドットの低解像度でも、画面サイズが11.6型ならドット密度は約136ppi。普及価格帯のWindowsノートに多い15.6型のフルHD(1920×1080ドット)が約142ppiなので、精細感はほぼ同じだ。

●画面解像度が低い製品もある
●画面解像度が低い製品もある
図4 安価な製品では、画面が1366×768ドットなど低解像度のものもある。画面サイズが大きいと粗さが目立つ
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