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Excelではセルの値を数式から参照させることで面倒な計算を一発で行い、数式をコピーして大量データも簡単に計算できる。数式を使いこなすポイントが「セル参照」だ。

 数式を入力するセルを全て選択したら、アクティブセルに数式を入力する。ポイントは、確定時に[Enter]キーではなく、[Ctrl]+[Enter]キーを押すこと(図11)。[Ctrl]+[Enter]キーは、「選択したセル範囲にデータを一括入力する」というキー操作。コピーではなく入力なので、セルの書式は変わらない。相対参照や絶対参照などの参照方式は、この方法でも有効だ。

[Ctrl]+[Enter]で書式が異なるセルに数式をコピー
[Ctrl]+[Enter]で書式が異なるセルに数式をコピー
図11 最初に数式を入力するセル範囲を選択し、アクティブセルに数式を入力後、[Ctrl]+[Enter]キーで確定する。これで、選択中のセル全てに数式が入力できる
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 「Excel 2019」以降や「Microsoft 365」なら、連続するセル範囲に同じ数式を一括入力するのはより簡単だ。これらの新しいExcelには「スピル」と呼ばれる新機能が加わり、正しい式を1つ入れれば、周辺にある同様の式を入れたいセルを自動判定して一括入力してくれる。

 図11の例であれば、D2セルに「単価×数量」という数式を入力する。その際、単価のセルの範囲を示す「B2:B5」と、数量を示す「C2:C5」を掛け算する、という数式をD2セルに入力する(図12)。この式を[Enter]キーで確定すると、D2セルだけでなくD3からD5までのセルに、結果が一括入力される。

Excel 2019以降なら「スピル」で範囲同士を計算
Excel 2019以降なら「スピル」で範囲同士を計算
図12 D2セルに「B2:B5」と「C2:C5」というセル範囲同士を掛け算する数式を入力する。確定するとデータが入力された5行目までに計算結果が表示される
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