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Excelではセルの値を数式から参照させることで面倒な計算を一発で行い、数式をコピーして大量データも簡単に計算できる。数式を使いこなすポイントが「セル参照」だ。

 数式でセル参照を使うとき、参照先のセルはクリックで指定する人が多い。しかし、数式の入力中であれば、キーボードの矢印キーを押してセル番地を指定すると、マウスに持ち替えて指定するより効率が良い(図14)。

矢印キーでセル参照を指定
矢印キーでセル参照を指定
図14 数式の入力中、キーボードの矢印キーを押すと、押した方向と回数だけ移動した先のセルを数式で参照できる
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 この機能は便利だが、裏目に出てしまうことがある。数式の修正中に「カーソルを動かそう」と思ってうっかり矢印キーを押すと、セル番地が入力されたり、入力済みのセル番地が変わってしまったりするのだ(図15)。これは、Excelの入力モードに原因がある。

数式内でのカーソル移動は[F2]キーを押してから
数式内でのカーソル移動は[F2]キーを押してから
図15 セルが「参照」モードになっているとき、数式を修正しようと矢印キーを押すと、カーソルが移動せず、セル番地が変わってしまう
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 Excelでは、数式の入力中、「参照」モードになる。このとき、矢印キーを押すと、セル番地が入力されてしまう。セル内でカーソルを移動する場合は、[F2]キーを押して、「編集」モードに切り替える必要がある(図16)。編集モードであれば、矢印キーを押してカーソル位置を変更することが可能だ。

図16 図15の状態で[F2]キーを押すと、「編集」モードに切り替わる。矢印キーを押すことでカーソルが移動し、修正ができる
図16 図15の状態で[F2]キーを押すと、「編集」モードに切り替わる。矢印キーを押すことでカーソルが移動し、修正ができる
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 Excelには、「入力」「参照」「編集」の3つのモードがある。セルに入力するときは入力モードになり、数式を入力中は参照モードに切り替わる。このおかげで、矢印キーを使ったセル番地の入力が可能になるのだ。[F2]キーを押すたびに、編集と参照を切り替えられるので、画面左下のモード表示を確認しながら、間違いのないよう作業しよう(図17)。

図17 セルのモードによる矢印キーの動作の違い。「入力」モードでは、セル参照を指定可能な位置にカーソルがあると、矢印キーで参照モードに切り替わる。[F2]キーを押すと、編集モードに切り替わり、再度[F2]キーを押せば元のモードに戻る
図17 セルのモードによる矢印キーの動作の違い。「入力」モードでは、セル参照を指定可能な位置にカーソルがあると、矢印キーで参照モードに切り替わる。[F2]キーを押すと、編集モードに切り替わり、再度[F2]キーを押せば元のモードに戻る
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