全4437文字
PR

ローカルストレージへの「インストール」に注意

 起動ディスクとして作成したUSBメモリー/SDカードを任意のWindowsパソコンに挿入し、Chrome OS Flexを起動すると初期画面が表示される。初めは英語表記なので「言語」を「日本語」に、「キーボード」の設定を「日本語」に切り替える。

 次の画面では「Chrome OS Flexをインストール」か「試してみる」を選ぶ。インストールを選んだ場合、パソコンのHDDやSSDのWindowsやユーザーデータをすべて削除したうえで、Chrome OS Flexをインストールすることになる。元のWindowsに戻すにはWindowsの再セットアップやリカバリーが必要になる。

 また、「Chrome OS Flexをインストール」ではインストール先のストレージを選択できない。パソコンに複数のHDDやSSDを接続している場合、いずれかの中身を消去してしまう可能性があるので、関係のないドライブは外しておくほうが無難だ。

 一方、「試してみる」を選んだ場合はパソコンにインストールせず、起動ディスクからChrome OS Flexが直接立ち上がる。パソコンの現在の状態を保ったままChrome OS Flexを利用できるので、ちょっと試したいときに向く。ただし、USBメモリーのインターフェース速度によっては、Chrome OS Flexのパフォーマンスを十分に発揮できないこともある。USB 2.0のUSBメモリーで操作性を試したところ、Webサイトやアプリを開くときの動作がUSB 3.0に比べて若干もたつく場面があった。

起動方法は2種類。最初は「試してみる」で試用し、Chrome OS FlexがどのようなOSか体感したほうがよいだろう
起動方法は2種類。最初は「試してみる」で試用し、Chrome OS FlexがどのようなOSか体感したほうがよいだろう
[画像のクリックで拡大表示]

 起動方法を選んだ後は画面の指示に従い、Wi-Fiへの接続作業やGoogleアカウントの設定を進める。この段階でGoogleアカウントにログオンしておくと、Windowsパソコンで利用しているChromeのお気に入りや設定などを、そのままChrome OS Flexに引き継げるので手間が省ける。Googleアカウントを利用せずにChrome OS Flexをゲストアカウントで利用することも可能だ。

 Chrome OS Flexを起動すると、デスクトップ画面が表示される。画面上でマウスカーソルを動かし、画面上のアイコンやボタンを左ボタンでクリックして決定し、右クリックでメニューを出すなど、基本操作はWindowsとほぼ同じだ。

 デスクトップ画面の下部には「シェルフ」と呼ぶランチャー機能を備えている。Windowsにおけるタスクバーのように、よく使うアプリをあらかじめ登録しておける。起動中のアプリもここにアイコン表示される。シェルフの右側には通知領域やWi-Fiなどの設定があり、これもWindowsに似ている。

Chrome OS Flexのデスクトップ画面。画面下部にはWindowsのタスクバーのような機能を持つ「シェルフ」がある
Chrome OS Flexのデスクトップ画面。画面下部にはWindowsのタスクバーのような機能を持つ「シェルフ」がある
[画像のクリックで拡大表示]