テレワークが続くと気になるのが運動不足だ。自宅で座りっぱなしで仕事をしているうちに体がこわばり、腰や背中に痛みを感じるようになってしまった。そこで軽いジョギングを始めたのだが、これがなかなか続かない。次にウオーキングを始めたものの、今度は「運動している」という実感が湧いてこない。ただ漫然と散歩をしているだけのような気がしてしまう。
こうしたなか、ウオーキングの手助けになるアイテムとして目をつけたのが、カシオ計算機とアシックスが共同開発したスマートフォンアプリ「Walkmetrix(ウオークメトリックス)」だ。アプリだけでウオーキング中の様々なデータを記録し、歩き方などのアドバイスも提供する。利用は無料だ。
まず自分用のウオーキングプランを作成
実際のウオーキングでWalkmetrixを試した。利用を開始する前に、まずウオーキングの目的を決める。体力向上やダイエットなどのメニューの中から、筆者は「Health 体力向上」を選んだ。続いて、簡単な質問に答える形で普段の歩行速度や意気込み、ウオーキングの頻度、自分の年齢などを設定すると、回答内容に沿ってウオーキングプランが作成される。
プランが完成したら、ウオーキングを始めるだけだ。歩行タイプは早歩きの「ファストウォーク」、早歩きと普通の歩行を交互に繰り返す「インターバルウォーク」、普通に歩行する「ノーマルウォーク」がある。その中から実行したい歩行タイプを選択し、スタートボタンを押してウオーキングを始める。すると歩数、スピード、歩幅、歩いた経路、アクティブ歩数(運動効果の高い歩数)などが自動的に記録されていく。