ハイエンドのスマートフォンを使いたいと思っても、価格を聞いて購入をためらってしまう人が多いだろう。ハイエンドスマホでは10万円を超えるのは当たり前で、20万円を超える機種もある。それだけの金額を支払って十分な満足を得られるかどうかが不安になる。
どのようなハイエンドスマホなら価格相応の満足度を得られるのか。今回は主要な仕様を見ながら、買って後悔しないハイエンドスマホの選び方を解説する。
ハイエンドの定義は?
スマホのグレードは明確な定義があるわけではないが、「ハイエンド(ハイスペック)」「ミッドレンジ(ミドルクラス)」「エントリー(ロースペック)」の3つに分けるのが一般的だ。最近は、著しくスペックや機能を抑えたエントリーモデルが少なくなり、実質的にはハイエンドとミッドレンジに分類される。ミッドレンジを購入する人が増えているようだ。
NTTドコモはAndroidスマホを「ハイスペック」と「スタンダード」の2つに分けている。ドコモオンラインショップで購入できるハイスペックスマホの一括購入時の価格は2022年4月26日時点で9万〜23万円台(税込み、以下同)、スタンダード端末は2万〜7万円台となっている。世界的な半導体不足や製造・物流コストの高騰などによって、しばらくの間は端末価格が高くなることはある。