リモコンで遊んでいると、本当に生きているような感じがしてくる。オフィスで動かしていると、興味を持った人から何度も声をかけられた。動物型のロボットは、何か人の心に訴えかけるものがあるようだ。
ビジュアルプログラミングによる制御に挑戦
一通り遊べるようにはなったが、Bittleの最大の特徴は動作をプログラミングできる点だ。少しでも何か試してみたいと思った。
ただ、実際のプログラムを見てみると、動きを表す数字の羅列で、これを短期間で一から書くのはきつい。そこで、Web上でビジュアルプログラミングができる「Codecraft(コードクラフト)」というツールを試してみることにした。
CodecraftのWebサイトにアクセスし、「Bittle」を選択すると、ビジュアルプログラミングのためのブロックを置く画面が表示される。指示に従ってソフトウエアをインストールすると、BittleにUSB経由でアクセスできるようになった。
試しに、あいさつの動作をブロックで指定してBittleに転送し実行してみたところ、でたらめな動きをしてひっくり返ってしまった。どうやら基本となる動きの設定がOpenCatとは異なるようだ。それなら足ではなく首のサーボを動かしてみようと思ったが、どうやらCodecraftが対応しているのは足のサーボだけらしく、首のサーボを選択できなかった。
そこでサーボの動作はあきらめ、Bittleのボード上のLEDを光らせてみることにした。LEDの色を0.2秒ごとに赤と青に交互に変えるプログラムをブロックで作成し、Bittleに転送した。
動かしてみると、期待通りの動作になった。リモコンで操作できる元のBittleに戻すには、再びOpenCatを上書きすればいい。
Bittleのポテンシャルとしては、まだまだいろんなことができそうだ。機会をみてまた遊んでみたいと考えている。