事業と業務基盤をともにデジタルの力で変革を――。パナソニックがIT企業流の改革に挑んでいる。2022年4月に移行した持ち株会社制度の下、主力の1つと位置付けるのがサプライチェーンのDX支援を手掛ける事業会社パナソニックコネクトだ。AI(人工知能)をはじめとするソフトウエアの力を取り入れて伝統的なものづくりの力を強化。モノ売りから継続的に収益を得るリカーリングへと収益構造を見直し、さらにはグループ全体の変革の先兵になろうとしている。100年の歴史を持つ日本製造業の象徴は、デジタルの力でどう生まれ変わるのか。

特集
パナソニック、100年目のデジタル変革
目次
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パナソニック8600億円買収の成果はいかに、SCM大手ブルーヨンダーの実力
買収総額約8600億円――。パナソニックコネクトは自社の売上高を超える巨額で、サプライチェーン大手の米ブルーヨンダーを買収した。パナソニックグループの事業モデル変革を先導する、ブルーヨンダーの実力に迫る。
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パナソニック現場DXの「箱庭」に潜入、100年のモノづくりをAIが変える
パナソニックが目指すのは伝統的なモノづくりの知見とAIをはじめとするデジタル技術の融合だ。「箱庭」と位置付ける物流拠点で実績を積み、グループ全体へと波及させる。課題の分析作業時間を40分の1に減らすなど、着実に成果を上げている。
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パナソニックが挑むDXの全貌、ITの力で事業と業務を変革
パナソニックグループがIT企業流の改革に挑んでいる。2022年4月に移行した持ち株会社制度の下、改革の主力の1つと位置付けるのがサプライチェーンのDX支援を手掛ける事業会社パナソニックコネクトだ。100年の歴史を持つ日本製造業の象徴は、デジタルの力でどう生まれ変わるのか。