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Office製品の操作スキル資格「MOS」を取ろう

 Part2では、Part1で紹介した2つの資格以外の資格について紹介していきたい。

 前述の2つの資格はいずれも国家資格だ。Part2では国家資格のほか、「ベンダー資格」や「ベンダーニュートラル資格」も紹介する。「ベンダー資格」とは、私企業が認定する民間資格で、その企業が提供している製品やサービスに対する知識やスキルを問うもの。「ベンダーニュートラル資格」は、1つのベンダー(製品)に依存しない、一般的な知識やスキルを認定するものだ。

MOSは最もポピュラー

 まず紹介したいのが「MOS」だ(図1)。MOSとは、Microsoft Office Specialistの略で、一般的には「モス」と呼ばれている。マイクロソフトの「Office」のスキルを問う資格で、Part1で紹介したITパスポートと比較されることが多い。ITパスポートはIT全般の幅広い知識を評価するものだ。一方、MOSはOffice製品のスキルに特化した評価となる。その分、実務に直結したスキルを身に付けられる。

●MOS試験とは
●MOS試験とは
図1 MOS試験は、Microsoft Office製品の操作能力を証明するマイクロソフト認定の試験。これが公式サイトで、試験内容や受験方法などの詳細を確認できる
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 MOSの受験は、一斉に加えて随時もあるため、自由度が高い。パソコンスクールごとに開催日を設定しているので、自分の予定に合わせて受験できる(図2)。試験は、Word、Excelなどそれぞれのアプリごとに種類がある(図3)。さらに、その中に一般レベルと上級レベルがある(図4)。PowerPointとOutlookには上級レベルは設定されていない。

●受験方法
●受験方法
図2 実施日が決まっている全国一斉試験と試験会場ごとに個別に試験日が設定されている随時試験がある
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●試験概要
●試験概要
図3 試験科目は5種類。50分の試験後すぐに合否が分かる。試験方法は、パソコンを使用して操作するCBT方式だ。筆記や面接などはない
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●試験科目/バージョン/レベル
●試験科目/バージョン/レベル
図4 試験科目、バージョンについては表の通り。アプリケーションによっては上級レベルの試験が設定されていないものもある
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 試験は、画面の下に問題文が表示される形式で、問題の内容に応じて実際にアプリを操作する(図5)。また、アプリのバージョンによって出題形式が異なる(図6)。2013は1つの成果物を完成させる形式のため、途中でつまずくとその後の操作や得点に大きく影響する可能性がある。よほどの理由がない限りは、新しいバージョンで受験する方がよいだろう。上級レベルはかなり複雑な操作まで出題範囲となっている(図7)。出題範囲については、図1のサイトからたどっていけば詳細を確認できる(図8)。受験の勉強法については、MOS専用の攻略問題集が発行されているので、こういったもので勉強してから試験に臨みたい(図9)。

●試験画面イメージ
●試験画面イメージ
図5 公式サイトで受験者向けに公開されている「MOS365&2019」の画面イメージ。(1)でファイルを開いて操作する。(2)に必要な指示(問題)が表示され、(3)を押すとレビューページに移動できる
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●バージョンごとの出題形式
●バージョンごとの出題形式
図6 365&2019と2016は「マルチプロジェクト形式」であるのに対して2013は「成果物(ファイル)完成型」で、一から成果物を作成していく形式だ
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●試験レベル
●試験レベル
図7 WordとExcelそれぞれの一般レベルと上級レベルの内容。上級レベルは高度な機能を理解しておく必要がある
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●出題範囲のチェックと勉強法
●出題範囲のチェックと勉強法
図8 Excel 365&2019の一般レベルのページ。「出題範囲」をクリックすると、どのような操作をマスターするべきかが分かる。各アプリ、バージョンごとに示されている
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図9 日経BPが発行する攻略問題集。この問題集には模擬テストも付属しているので本番と似た画面操作の練習ができる
図9 日経BPが発行する攻略問題集。この問題集には模擬テストも付属しているので本番と似た画面操作の練習ができる
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