デジタルで総合商社のビジネスモデルの変革へ――。三井物産がDX(デジタル変革)戦略を策定し、新たな価値創造へ挑戦している。資源、金融、医療といった幅広い分野で事業を展開する三井物産。DX事業戦略では注力すべき6つの攻め筋を策定した。AI(人工知能)やブロックチェーンなどの先進技術に加えてデータを徹底的に活用、新規事業の創出や既存の事業の強化に取り組む。「人の三井」から「人とデータの三井」へ。デジタル戦略の全貌に迫る。

特集
三井物産、データと人に託すデジタル変革
目次
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三井物産CDIOが明かす変革のミッション、「DとI」に込めた3つの意味とは
「人とデータの三井」へ脱皮するための鍵を握るのがDX活動だ。三井物産の潜在力を引き出すため、どのようなデジタル戦略を立案・実行しているのか。CDIO(チーフ・デジタル・インフォメーション・オフィサー)を務める米谷副社長執行役員に聞いた。
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三井物産DXの要、データ活用の好循環生むシステム戦略とは
三井物産が目指すのは徹底的なデータの利活用だ。「データは見るものではなく使うもの」というビジョンに基づき基幹システムを刷新。各システムに入力するデータを一元管理するシステムDMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)も構築した。
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躍動する三井物産DXの先兵たち、資源からデジタル証券まで商社の未来を先取り
三井物産のデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現する先兵たちが奮闘している。6つの攻め筋に沿って、同社の中核事業であるエネルギーやモビリティー事業にAI(人工知能)を駆使することで、効率化と高付加価値を生み出す。既存事業の変革にとどまらず、「デジタル証券」を活用した新規事業創出にも挑む。
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商社の全てを変える、三井物産が挑む「人とデータ」のデジタル変革
デジタルで総合商社のビジネスモデルの変革へ――。三井物産がデジタルを生かした事業変革に挑んでいる。AI(人工知能)やブロックチェーンなどの先進技術に加えてデータを徹底的に活用、新規事業の創出や既存の事業の強化に取り組む。「人の三井」から「人とデータの三井」へ。デジタル戦略の全貌に迫る。