ビジネスソフトの定番であるマイクロソフトの「Office」は、高機能であるがゆえにさまざまな作業に対応できる。例えば、「Excel」で作図したり、「PowerPoint」に表形式のデータを並べたりもできる。
ところが、それぞれの機能を個別に見ると、専門的なアプリにはかなわない(図1、図2)。例えば、今回紹介する「Miro」や「Cacoo」を使うと、Officeより美しい図を簡単に作成できる(図3)。
いわゆるドローアプリなどの作図アプリではなく、ビジネスに役立つチャートなどを作る専門的なアプリなのがミソ。大量のテンプレートと使いやすい機能で手間を掛けることなく、複雑かつ美しく分かりやすい図解が作れるのだ。
しかし、このようなツールを使いこなすためには、自分の用途に見合っているか、機能や役割をしっかりと把握する必要がある。どのアプリも何らかの形でお試しが可能なので、実際に使って判断してほしい。本格利用には月額料金などが掛かってくるが、自分にとって必要なツールには適正な対価を払うのが本来の使い方だ。企業が利益を得られれば、ツールもさらに進化していけるからだ。