ロボットの活用が社会に広がり、新たなビジネスチャンスが生まれている。いまロボットは世界をどのように変えているのか。パナソニックホールディングスでロボティクス推進室室⻑を務める安藤健氏がロボット産業の現在を描き出す。

安藤健(あんどう・たけし)
パナソニックホールディングス ロボティクス推進室 室⻑
博士(工学)。早稲田大学理工学術院、大阪大学大学院医学系研究科を経て、2011年にパナソニック(現パナソニックホールディングス)入社。ヒト・機械・社会のより良い関係に興味を持ち、一貫して人共存ロボットの研究開発から事業開発まで責任者として従事。ロボティクス技術を暮らしに生かす共創の場「Robotics Hub」の責任者も務める。日本機械学会ロボメカ部門技術委員長、経済産業省各種委員、ロボットイニシアティブ協議会副主査なども歴任。ロボット大賞経済産業大臣賞、文部科学大臣表彰若手科学者賞、IROS Toshio Fukuda Young Professional Awardなど国内外での受賞多数。