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スマホは、GPS(位置情報)を取得できることでさまざまな活用が可能になる。その最たる例がナビだ。カーナビが車を目的地まで案内してくれるように、スマホがナビとなって徒歩などの移動手段でも、目的地まで誘導してくれる。正しく使いこなせば、不慣れな場所でも迷うことはない(図1)。
最新ナビ機能で迷子を防ぐ!
図1 目的地への道順がわからないときは、スマホをナビ化するのが最善策。ルート検索はもちろん、新しい機種だとカメラで捉えた風景に目的地の方向を重ねて表示したりもできる。正しく活用すれば、迷うことがなくなる
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徒歩ナビのお薦めアプリは「Googleマップ」(図2)。起動すると、現在地の周辺地図が表示されるので、これから向かいたい目的地を設定。経路検索を実行して移動方法に徒歩を選ぶと、目的地までの道順が表示される(図3)。すぐに移動を開始するなら、「ナビ開始」でナビを実行させ、スマホに道案内をしてもらおう。
利用するのは定番の「Googleマップ」
図2 「Googleマップ」アプリを起動。現在地の周辺地図が表示されたら、目的地を指定する。方法は2つ。地図上で選択するか、目的地の名前や住所を入力して検索する(1)~(3)
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図3 目的地に赤いピンマークが付いて、表示がその周辺地図に切り替わる(1)。「経路」検索を実行すると、最短経路が表示される(2)(3)。詳しい経路は、「道順」から確認できる(4)(5)
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ナビ中は、地図を斜め上から見下ろしたような表示になり、自分の現在地が青矢印で表示される。青い点線が移動する方向だ(図4)。左右に曲がるポイントなどに近づくと、スマホが振動して教えてくれるので、画面を見続けていなくても大丈夫だ。
「ナビ」を実行して移動を開始
図4 図3の画面で「ナビ開始」をタップすると、左のナビ画面に切り替わる。青い点に沿って歩いていく。右左折などのポイントに近づくと、スマホが振動して知らせてくれる
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もし地図だけでは不安なら、最新機能の「ライブビュー」を利用しよう。カメラで捉えた風景に地図や移動方向を重ねて表示するので、どちらに進むか把握しやすい(図5)。スマホの角度によって地図の画面と自動で切り替わるので、使い分けも簡単だ(図6)。
「ライブビュー」で進行方向を風景上で確認
図5 最新のスマホ[注]では、カメラと連動した「ライブビュー」機能が利用できる。図4のナビ画面などから起動すると、カメラが捉えた町並みに地図や文字を重ねて表示。テストでは、ビル内を通るようなルートだったが、迷うことなく目的地まで移動できた。もし道を間違えてもリルートされるので、その点も安心だ
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[注]ARCore対応のAndroid、もしくはARKit対応のiOS端末
スマホの角度で表示モードを切り替え
図6 ライブビュー機能は、カメラで撮影するときのようにスマホを立てた状態にしたときだけ実行される(上)。移動中など、スマホを寝かせると地図のナビ画面に戻る(下)
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※スマホの操作画面は、Androidがグーグルの「Pixel 6」、iPhoneは「iPhone 13 Pro」を使用した