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 1982年の土地区画整理法改正で創設された、換地計画に関する専門的技術者の資格だ。政令に基づく技術検定に合格すると土地区画整理士になれる。土地区画整理事業だけでなく、被災地の復興などにも貢献できることから、注目が高まっている。

 9月に実施する検定は、午前の学科試験と午後の実地試験に分かれる。学科試験の受検資格は最終卒業歴と実務経験に応じて定めている。「大学の土木工学、建築学、都市工学などの指定学科を卒業後、実務経験1年以上(指定学科以外は3年以上)」「不動産鑑定士と不動産鑑定士補で実務経験2年以上」「8年以上の実務経験」などだ。

 学科試験は、土地区画整理事業総論、換地計画、土地評価、法規について4肢択一式で40問、実地試験は換地計画に関する3問の記述式で行う。

 実地試験は午前の学科試験受検者の他、前年度の学科試験合格者が受検できる。技術士の第2次試験で建設部門(選択科目「都市計画および地方計画」)に合格し、一定の実務経験を持つ人も、学科試験を経ずに直接実地試験を受けられる。

特記ない場合は22年度の内容。「―」は不要、未定、非公表、不明を示す
特記ない場合は22年度の内容。「―」は不要、未定、非公表、不明を示す
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