最近は大型液晶ディスプレイにノートパソコンを接続している人が多いが、据え置きで使うのであればノートパソコンを選択する必要はない。性能や機能、価格面では、デスクトップパソコンのほうが確実に優れている。
ただ、メーカー製デスクトップパソコンの選択肢は年々少なくなっている。そのため、今、デスクトップパソコンが欲しい人の間では、自作パソコンが人気を博している。目的や予算に応じて自分に最適な1台を実現できるからだ(図1)。自作パソコンというと、巨大サイズのものを思い浮かべる人もいるかもしれないが、自作パソコンはサイズも思いのままだ。机上で使えるコンパクトサイズや手のひらサイズのものも作ることができる。
自作パソコンでは、CPU、メモリー、マザーボード、ストレージなど、パソコンを構成するすべてのパーツを自由に選べる(図2)。パソコンの性能や機能、価格は、パーツの選択次第。このパーツ選択こそ自作パソコンの醍醐味といえる。完成したパソコンを想像しながらパーツの組み合わせを考えるのは楽しいし、いろいろ悩んで実際に思い通りのパソコンが完成したときの達成感はひとしおである。