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 まずはUEFIセットアップでハードウエア認識状況を確認する。UEFIは、マザーボードに組み込まれているハードウエアの制御および情報をOSに受け渡す役割を担う基本ソフトウエア。セットアップ画面は、電源投入直後にキーボードの「Delete」キーなどを押すと起動する(図1)。各種操作はマウスまたはキーボードで行う(図2)。設定内容を保存して終了する場合は「Save & Exit」メニューにある「Save Changes and Reboot」を選択し、再起動する(図3)。

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図1 電源を投入した直後に、通常は「Delete」キーを、初回起動時やCPUなどを交換した直後は下のようなメッセージが出るので「F1」キーを押すとUEFIセットアップが起動する
図1 電源を投入した直後に、通常は「Delete」キーを、初回起動時やCPUなどを交換した直後は下のようなメッセージが出るので「F1」キーを押すとUEFIセットアップが起動する
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図2 UEFIセットアップ(Advanced Mode)の画面。操作はマウスで行える。ストレージやサウンドといったオンボードデバイスの設定などを行う「SETTINGS」、CPUやメモリーの動作設定などを行う「OC」などのメニューが用意されている
図2 UEFIセットアップ(Advanced Mode)の画面。操作はマウスで行える。ストレージやサウンドといったオンボードデバイスの設定などを行う「SETTINGS」、CPUやメモリーの動作設定などを行う「OC」などのメニューが用意されている
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図3 設定した内容を有効にするには、図2の「SETTINGS」にある「Save & Exit」メニューの「Save Changes and Reboot」で設定を保存して再起動を行う。「Restore Defaults」で設定を初期化することもできる
図3 設定した内容を有効にするには、図2の「SETTINGS」にある「Save & Exit」メニューの「Save Changes and Reboot」で設定を保存して再起動を行う。「Restore Defaults」で設定を初期化することもできる
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 UEFIセットアップを起動したら、パーツの確認などを行う(図4)。メモリーやストレージが認識されていない場合は装着状態を確認する。装着に問題がなければ故障の可能性もある。

図4 組み立て後はUEFIセットアップを起動し、CPU、メモリーやストレージが正しく認識されているか確認してみる。図2の「Advanced Mode」で「F7」キーを押すと起動できる「EZ Mode」では、CPU、メモリー、ストレージの認識状況を簡単に確認できる。ストレージがどのスロットに接続されているかも確認可能だ
図4 組み立て後はUEFIセットアップを起動し、CPU、メモリーやストレージが正しく認識されているか確認してみる。図2の「Advanced Mode」で「F7」キーを押すと起動できる「EZ Mode」では、CPU、メモリー、ストレージの認識状況を簡単に確認できる。ストレージがどのスロットに接続されているかも確認可能だ
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 WindowsをUSBメモリーからインストールする場合は「Boot Priority」メニューでUSBメモリーのアイコンをドラッグ・アンド・ドロップで一番前に移動(図5)。図3の手順で設定を保存する。

図5 OSのインストール時など、USBメモリーなどから起動したい場合は、UEFIセットアップで起動ドライブの設定をする必要がある。今回使用しているMSI製マザーボードでは、Advanced Mode、EZ Modeともに真ん中上部にある「Boot Priority」メニューで起動したいUSBメモリーなどのアイコンをドラッグ・アンド・ドロップで一番前に移動し、変更した設定を図3の手順で保存する
図5 OSのインストール時など、USBメモリーなどから起動したい場合は、UEFIセットアップで起動ドライブの設定をする必要がある。今回使用しているMSI製マザーボードでは、Advanced Mode、EZ Modeともに真ん中上部にある「Boot Priority」メニューで起動したいUSBメモリーなどのアイコンをドラッグ・アンド・ドロップで一番前に移動し、変更した設定を図3の手順で保存する
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 なお、PCIe SSDを高速化させるというVMD機能は現状、効果薄のうえOSのインストールが面倒になるのでオフにしておこう(図6)。

図6 PCle SSDを高速化するVMD機能は現状あまり効果がなくWindows 11のインストールが面倒になるのでオフにしておく
図6 PCle SSDを高速化するVMD機能は現状あまり効果がなくWindows 11のインストールが面倒になるのでオフにしておく
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