全961文字
PR

今や大人気のスクリプト言語「Python」は、PC内の処理はもちろんインターネットやクラウドとの親和性も高いという特徴を持つ。Pythonを使ってExcelファイルの変換などPC内で完結する処理から、クラウドを活用した各種自動化処理まで便利なスクリプトの数々を紹介する。

 Excelで作られた売上データを基に請求書を発行したいという場面があります。そんなとき、売上データを見ながら請求書のひな型に売上データをコピー&ペーストしていませんか?Pythonを使えばそんな面倒なことをせず、図1のようなExcelシートから直接PDFの請求書を作れます。

図1 ここで利用するExcelシート(売上データ)
図1 ここで利用するExcelシート(売上データ)
[画像のクリックで拡大表示]

 PythonでExcelのデータを読み取るには、前回の記事で紹介したopenpyxlパッケージを使います。ただし、残念ながらopenpyxlはPDFの出力機能をサポートしていません。そこで、PDFファイルの作成のために、pdfkitパッケージも導入します。次のように実行してインストールしましょう。

[画像のクリックで拡大表示]