今や大人気のスクリプト言語「Python」は、PC内の処理はもちろんインターネットやクラウドとの親和性も高いという特徴を持つ。Pythonを使ってExcelファイルの変換などPC内で完結する処理から、クラウドを活用した各種自動化処理まで便利なスクリプトの数々を紹介する。

こんなに便利!Python使いこなし術
目次
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PythonでExcelの請求書をひな型にPDFの領収書を発行したい
ビジネス自動化(Excel、pdfkitパッケージ、iter_rowsメソッド)
Excelで作られた売上データを基に請求書を発行したいとき、売上データを見ながら請求書のひな型に売上データをコピー&ペーストしていませんか?Pythonを使えばそんな面倒なことをせず、Excelシートから直接PDFの請求書を作れます。
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WSLのPythonからWindowsのExcelを読み取りたい
WSL活用(WSL、Office 連携、openpyxlパッケージ)
WSLを使うと、Windows上で仮想的にLinuxを動かすことが可能です。しかも、WSLではWindowsとの連携が考慮されているので、Linux側からWindowsにアクセスできます。デスクトップにあるExcelファイルの値を読み込むスクリプトを紹介します。
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PythonでCSVファイルを使ってメールを一括送信したい
インターネット(CSVファイル、sendmail関数、time.sleep())
業務ではメールの送信を自動化したい場面も多いでしょう。そこで、CSVファイルで名簿を作成し、その名簿を基にメールを一括送信するスクリプトを紹介します。
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Pythonで大量の画像をリサイズして著作権表示を書き込みたい
画像処理(Pillow、resizeメソッド、textメソッド)
画像処理の専用ライブラリを使ってPythonスクリプトを作れば、画像形式の変換からフィルター処理、画像分析まで、高度な処理を手軽に実行でき大幅な時間短縮が望めます。大量の画像ファイルをリサイズして、著作権表示を書き込むスクリプトを紹介します。
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Pythonで大量のテキストファイルをまとめて置換したい
テキスト処理(正規表現、glob関数、re.sub関数)
テキストファイルは、最も基本的でありながら、汎用的でさまざまなデータの基本となるフォーマットです。指定フォルダー以下にある大量のマークダウン形式のテキストファイルを正規表現で置換するPythonスクリプトを紹介します。