米Google(グーグル)が2022年5月、年次カンファレンスの「Google I/O 2022」を開催した。パブリッククラウド市場では3番手だが、テクノロジーの先進性では競合を一歩リードするグーグルが、クラウド、AI(人工知能)、セキュリティーで見せた次の一手を解説する。

特集
Google I/Oに見る、クラウド・AI・セキュリティー次の一手
目次
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グーグルのセキュリティー新施策、AMDのファームウエアをソースまで検証
米Google(グーグル)は2022年5月、企業向けセキュリティー関連の新しい施策を2つ発表した。1つは「コンフィデンシャルコンピューティング」に関する米AMDとの連携強化。もう1つはオープンソースソフトウエア(OSS)のセキュリティー強化版をグーグルが開発してクラウド顧客に提供するというものだ。
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AIの「多芸さ」が加速、グーグルが示した言語モデルのパワー
米Google(グーグル)が2022年5月に開催した「Google I/O 2022」で、AI(人工知能)に関する野心的なロードマップを示した。人間が書いたような自然な文書を生成できるAIツールを年内にも一般向けに公開するほか、テキストだけでなく画像なども扱える「マルチモーダル」のAIをGoogl…
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グーグルのHTAP対応PostgreSQL互換DB「AlloyDB」、データ分析性能は最大100倍
米Google(グーグル)は2022年5月に開催した年次カンファレンス「Google I/O 2022」で、新しいデータベース(DB)サービスである「AlloyDB for PostgreSQL」を発表した。トランザクション処理(OLTP)性能とデータ分析(OLAP)性能を両立した「HTAP」に分…