日本精工(NSK)は、2022年5月25~27日開催の「人とくるまのテクノロジー展2022」(パシフィコ横浜)で、電気自動車(EV)の電動アクスル(eアクスル)を小型化しながら、充電1回当たりの航続距離(以下、航続距離)の延伸や動力性能の向上を図れるコンセプト「シームレス2スピードeアクスルコンセプト」を披露している(図1)。
同コンセプトは、遊星歯車機構を利用した2速の変速機と、その切り替えを制御する「パワーフロースイッチングデバイス」、磁歪(じわい)式トルクセンサー、トラクションドライブ減速機などを、3万rpmと高回転化したモーターと組み合わせるというものだ(図2~4)。