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 アルミニウム(Al)合金製の鋳造品が当たり前だった領域に、樹脂が進出し始めた。ドイツMAHLE(マーレ)は、電気自動車(EV)の駆動用インバーターに使う樹脂製の外装ケースを開発した。自動車メーカーの量産EVに採用済みで、2021年に生産を開始したようだ。

マーレが開発した樹脂製のインバーターケース
マーレが開発した樹脂製のインバーターケース
「人とくるまのテクノロジー展2022」(2022年5月25~27日、パシフィコ横浜)で披露した。(撮影:日経Automotive)
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 マーレの開発品は、インバーターの底面に配置するもの。内部に冷却水(クーラント)を流す水路を設けており、インバーターのパワー半導体などを冷却できるようにした。Al合金製の品種に比べて、質量は45%軽いという。

 Al合金から樹脂への置き換えで不安材料となるのが強度面だ。マーレは、外装ケースの表面にハニカム形状の構造を並べることで強度を確保した。

樹脂製インバーターケースの裏面
樹脂製インバーターケースの裏面
(撮影:日経Automotive)
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