世界のデジタル化が加速する中、聞き慣れない概念や仕組みが次々と登場している。メタバース、NFT、Web 3.0などの最新のバズワードからよく聞くが意味がはっきりしない今さら聞けない定番キーワードまで、詳しく解説する。

最新事情が5分で分かる、パソコン・ITの注目キーワード
出典:日経パソコン、2022年5月9日号 pp.12-29 「最新事情が5分で分かる パソコン・ITの注目キーワード」を改題、編集
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目次
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グーグルやアップルでも機運高まる、IT企業が試行錯誤する「脱Cookie」
米グーグルは2021年6月、サードパーティーCookieを段階的に廃止すると発表。既に米アップルは2020年3月、サードパーティーCookieの禁止を打ち出すなど「脱Cookie」の動きが加速している。
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開発中のプログラムを共有、動作チェックや迅速な開発に寄与する「GitHub」
ここ数年、フリーソフトのインストール先として利用する機会が増えているのが「GitHub」というサイト。マイクロソフトなどは、一部のアプリをGitHubで公開している。公式サイトではなく、GitHubで公開するのはなぜか。
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企業のアプリ開発の負担を小さく、働き方改革を支えるノーコードとローコード
企業の働き方改革を示すキーワードとして「ノーコード/ローコード」にも大きな注目が集っている。コードとはプログラミング言語の命令で、一般に「高いプログラミングスキルを要求しないアプリ開発手法」を意味する。
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IT技術でビジネスモデルを変革する「DX」、デジタル化との違いは
ここ1~2年で、ビジネスシーンにたびたび登場する典型的なバズワードと言えるのが「DX(デジタルトランスフォーメーション)」だろう。
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音声に広がりを与える「空間オーディオ」、サラウンドシステムとの違いとは
音響分野で「空間オーディオ」が注目を浴びている。空間オーディオとは、音声に立体空間の広がりを持たせ、音源のそばにいるような感覚を再現する技術や機能のこと。
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液晶を狭額縁化した「アンダーディスプレイカメラ」、画面に撮影用の穴を空ける技術も
ここ数年、周辺機器の中で特に進化が著しいのはディスプレイだ。新しい利用形態が提案され、それに伴い新技術が次々に生まれている。
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大きな供給電力が魅力の「USB PD EPR」、最大240Wの機器で使える
パソコンやスマートフォンで、USBを利用しない機会はないと言ってよい。中でも、広く使われているのが、外付けストレージの給電やスマートフォンの充電といった電力供給機能だ。
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100Gbpsに期待の「6G」、宇宙空間から通信エリアを形成するサービスに注目
移動体通信では第5世代移動通信システム(5G)の整備が国内で進められている中、早くも次世代となる第6世代移動通信システム(6G)への関心が高まっている。
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通信の混雑解消の切り札となるか、注目集まる「Wi-Fi 6E」とは
新型コロナウイルス発生から2年が経過した今、リモートワークが定着しつつある。家族が自宅のWi-Fiルーターを同時に利用する場面は増える一方。そうした通信の混雑を解消する切り札として注目を集めているのが、2020年に策定された「Wi-Fi 6E」規格だ。
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旧態依然から変われるか、個人情報を守る「パスワードレス」とは
パソコンの登場以来、古くからあるパスワード。こうした旧態依然のパスワードを排除する「パスワードレス」という仕組みを採用する動きが出ている。
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通信インフラが変わる「NTN」、山間部やへき地などにもネットワークを構築
移動体通信のインフラに変革の波が訪れている。それを象徴するキーワードが「NTN(Non-Terrestrial Network:非地上系ネットワーク)」だ。
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時や場所を選ばずに働く「デジタルワークプレイス」、メタバースも融合
ここ数年で「デジタルワークプレイス」という、ITを活用し、時や場所を選ばず働ける環境が浸透しつつある。
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アバターが着用するスニーカーが140万円で即完売、Web 3.0を支える「NFT」とは
分散型インターネットのWeb 3.0を支える柱の一つが「NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)」だ。
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Web 3.0でインターネットの新しい形を模索、脚光浴びる「メタバース」とは
コロナ禍を契機として、リモートワークや巣ごもり消費の拡大など人々のライフスタイルは大きく様変わりした。こうした潮流に合わせるように、ネットやIT の世界では「Web 3.0」という新しい概念が広がりつつある。