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[注目キーワード1]メタバース

 コロナ禍を契機として、リモートワークや巣ごもり消費の拡大など人々のライフスタイルは大きく様変わりした。こうした潮流に合わせるように、ネットやITの世界では「Web 3.0」という新しい概念が広がりつつある。

 現在はWeb 2.0の時代とされる。Web 1.0はWebページ閲覧など当初の受動的な使い方を指すのに対し、Web 2.0はSNSなどを介したユーザー参加型のコミュニケーション形態を指す。ただ、Web 2.0サービスの多くは、サービスの利用と引き換えに個人情報の提供を求めることから、運営元のプライバシー侵害を問題視する声が高まりつつある。

 一方、Web 3.0は「分散型インターネット」と呼ばれる。特定のサーバーやサービスを介さずに、ユーザー自身で情報やコンテンツを選び、利用できる。そうしたWeb 3.0のビジョンと親和性が高く、インターネットの新しい形として脚光を浴びているのが「メタバース」だ。

 メタバースとは、インターネット上で実社会のような生活や事業活動が可能な仮想空間のこと(図1)。ユーザーは分身のアバターを仮想空間内に作成し、VRゴーグルなどを通じて移動・操作する。なお、VRは仮想現実を実現する技術そのものを指し、メタバースとは区別される。

●仮想空間で実社会に近い行動が可能
●仮想空間で実社会に近い行動が可能
図1 メタバースは、ユーザーがアバターとなって参加できる仮想空間。商業施設やイベント会場などが展開される。VRゴーグルで操作しながら、ユーザー同士で相互にコミュニケーションを取ったり、商品などを売買したりできる
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