[画像のクリックで拡大表示]

 聖域なき事業改革へ――。ビックカメラが木村一義社長のもと、大胆な改革に乗り出している。SPA(製造小売り)化、事業領域の拡大、スタートアップとの提携、総額100億円規模のコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)の設立……。多岐にわたる改革の中でも現在とりわけ重視するのが、デジタル変革だ。2022年1月に経営企画直下に既存のシステム部門を統合した「デジタル戦略部」を発足し、外部からITのプロ人材を続々と招いている。2022年6月13日にはアマゾン ウェブ サービス ジャパンとセールスフォース・ジャパンとの提携を発表したほか、今夏にはITエンジニア雇用のための新会社を立ち上げ、本格的な内製化に乗り出す。木村社長が描く「ビックDX」に迫る。