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 近年サイバー攻撃は勢いを増していて、ここ数年はその動きがより顕著だ。その傾向はJPCERTコーディネーションセンターへのセキュリティー事故(インシデント)の報告に表れている。

 報告件数は2019年度まで1万5千件から2万件程度と高水準で推移してきた。だが2020年度には前年度の2.5倍にまで増加した。

セキュリティー事故の報告件数が倍増
セキュリティー事故の報告件数が倍増
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 2021年末ごろからはマルウエアの活動も今まで以上に活発になっている。トレンドマイクロの調査によれば、2021年12月に国内でマルウエア「Emotet」を検出したセキュリティー機器の台数は2467台だった。これは同年11月の524件と比較し約5倍となっている。2022年1月は2398台となり、年が明けても高い水準が続く。

 そのような状況に対し、セキュリティー対策を打つ側も黙って見ているだけではない。現在のサイバーセキュリティー環境に対応するような新しい製品やサービスが次々と登場。それに伴い、新しいセキュリティー用語も出現している。

 だが日々の業務に追われるセキュリティー担当者にとって、新たな用語を覚えるのは容易でない。特に、それらの用語の多くはアルファベット3文字や4文字で成る略語だ。字面を見ただけは何を表しているのかほとんど分からない。似た用語も多いので紛らわしい。

 そこで本特集では、あまたあるセキュリティー関連の略語の中から、特に重要な用語(セキュリティーキーワード)を6つ取り上げて解説する。