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(イラスト:高松 啓二)
(イラスト:高松 啓二)

 前回までの主要プレーヤーのトップ4に続き、5~8位について特徴や戦略を紹介することとし、今回は5位の米Apple(アップル)を対象とする。図1は5~8位の特徴などをまとめたもので、Appleは買収して得たドイツSMIおよびドイツMetaioの特許が存在感大であり、注目に値する。SMIの高性能MR(複合現実)グラス、Metaioの「iPad」連係によるAR(拡張現実)デバイスが特徴的である。

図1 上位出願人における各社の特徴(トップ5~8)
図1 上位出願人における各社の特徴(トップ5~8)
(出所:知財ランドスケープ)
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 まずSMIからAppleに名義変更された「JP5887026」(2013年、年平均被引用数18.9、図2)は、「ヘッドマウントシステム及びヘッドマウントシステムを用いてディジタル画像のストリームを計算しレンダリングする方法」に関するものだ。

 本出願は、業界屈指と目されるSMIのアイトラッキング技術に加え、ユーザーの瞳孔間距離や目の位置の校正を個別最適化するもので、潮流①、⑥の2つの潮流の組み合わせに該当し、MRグラスの高性能化に有効といえて注目に値する(第2回の図3「XR端末関連の潮流一覧」を参照)。

図2 JP5887026(2013年、年平均被引用数18.9)
図2 JP5887026(2013年、年平均被引用数18.9)
(出所:知財ランドスケープ)
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