メモリーを増設する場合は、同規格、同速度、同容量のものを増設するのが基本だ。例えば、DDR4-2133の4GBメモリーがもともと装着されている場合は、DDR4-2133の4GBメモリーを増設する。しかし、規格さえ合致していれば、速度と容量の異なるメモリーを増設しても動作する。例えば、DDR4-2133の4GBメモリーにDDR4-2666の8GBメモリーを増設した場合、データ転送レートは遅いほうの2133MHzに合わされてしまうが、容量は12GBとして認識される(図1)。
前ページでも述べたが、デュアルチャンネルメモリーの効果を最大限発揮させるには、同容量のメモリーを組み合わせる必要がある。しかし、最近のパソコンでは容量の違うメモリーの組み合わせでも同容量分だけデュアルチャンネルで動作するものが多い(図2)。同容量でないからといって、性能が大きく落ちることはない。