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 USBメモリーや外付けHDD、ポータブルHDDやSSDなど、USB 3.0以降に対応する高速なUSB機器をパソコンに接続するときは、パソコンのUSB端子の規格も確認して挿す。適当に挿すと、本来の性能を発揮できない。組み合わせによっては、本来の20分の1以下の速度しか出ない(図1)。USBは規格によって最大転送速度が異なる。過去の規格と互換性が保たれており、新しい規格の端子に古い規格の周辺機器を接続できる。だが、その場合は古い規格の速度になるため、遅くなってしまう(図2)。

図1 USB端子は互換性が保たれており、最新機器をどの端子に挿しても利用できる。だが、規格によって最大転送速度は異なる。画面はUSB 3.2 Gen 2対応のSSDを各端子に挿したときの読み書き速度の計測値
図1 USB端子は互換性が保たれており、最新機器をどの端子に挿しても利用できる。だが、規格によって最大転送速度は異なる。画面はUSB 3.2 Gen 2対応のSSDを各端子に挿したときの読み書き速度の計測値
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規格によって最大転送速度が異なる
規格によって最大転送速度が異なる
図2 USB端子には主にType-AとType-Cの2つの形状がある。各形状の端子は互換性を備えており、古い規格の端子に挿しても動作する。ただし、古い規格の端子は最大転送速度が遅いので満足な速度が出ない
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