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デスク上のコップが倒れてキーボードに水がかかった経験はないだろうか。キーボードは水をこぼしても動作することは多いが、それで安心するのは大間違い。内部に残った水分が原因で基板が腐食したり接点がさびたりするとキー入力ができなくなる。ノートパソコンに水をこぼした場合はさらに緊急性が高まる。パソコンがショートして致命傷になりかねない(図1)。
こぼした後の初期対応が重要
図1 キーボードに水やコーヒー、ジュースなどをこぼしたら、表面の水分を拭き取っただけで使い続けてはダメ。内部に水分が入り込んでしまうとキーボードが故障することがある。ノートパソコンにこぼした場合はショートする危険性もあるので事態はさらに深刻。こぼした後の初期対応が重要だ
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キーボードに水をこぼしたときに重要なのは初期対応だ。水をこぼしたと気付いたらすぐに本体を裏返しにして水分の排出に努める(図2)。風通しの良いところに移して、24時間程度は乾燥させるのが望ましい。
水をこぼした後の正しい対処方法
図2 キーボードに水をこぼしたときは、キーボードをパソコンから取り外し、裏返しにして内部に入り込んだ水分を排出させる。水分が出きったら乾いた布で表面を拭き、風通しの良いところに移して24時間ほど乾燥させる。ノートパソコンの場合は、電源を切ってバッテリーを取り外し、液晶を開けたまま裏返しにする。メーカーサポートへの問い合わせも必須だ
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