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 ドイツLanxess(ランクセス)は、電気自動車(EV)向け樹脂製フロントエンドモジュールキャリア(ラジエーターやファンなどを組み付けるフロントエンドモジュールの骨格部材)を世界最大の樹脂・ゴムの展示会「K 2022」(ドイツ・デュッセルドルフ、2022年10月19~26日)に出展した(図1)。米Lucid Motors(ルーシッド・モーターズ)が高級EV「Lucid Air」で実用化したものだ。

 ガラス繊維にポリプロピレン(PP)を含浸させたシートを加熱して圧縮成形した。ガラス繊維の含有割合は68質量%である。金属製のフロントエンドモジュールキャリアと比べて、30~40%の軽量化効果がある。加えて、複数の部品を一体成形できるため、形状や構造次第でコストが下がる可能性もある。

 エンジン車と比べるとEVは耐熱性を下げられる部品が多い。そのため、金属製やポリアミド(PA)などの耐熱性樹脂からPPなどの汎用樹脂への置き換えを検討する部品が増えていると同社は説明する。このフロントエンドモジュールキャリアはその一例だ。

図1 EV向け樹脂製フロントエンドモジュールキャリア
図1 EV向け樹脂製フロントエンドモジュールキャリア
ガラス繊維強化PPで成形した。(写真:日経クロステック)
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