首都圏に過度に集中するデータセンター(DC)立地を日本全国に分散させる――。そんな取り組みに政府が力を入れている。同様の動きは2011年3月に東日本大震災が発生した後にも見られたが、実際には首都圏でDC新設が加速した。DC立地が分散する時代は本当にやってくるのか。現在の政策やDC事業者の動きを検証する。

特集
データセンター分散時代はやってくるのか
目次
-
固定電話の通信局舎をDCとして活用、NTT東西の地域密着型クラウドとは
「地域で生まれたデータは地域のデータセンター(DC)で処理する」――。政府が描く、DCの地域分散構想の試金石となりそうな試みが始まっている。NTT東日本とNTT西日本が進める、固定電話の通信局舎を活用するクラウドサービスの取り組みだ。
-
さくら・ソフトバンク・QTnet、成功例に見る地方データセンターの勝算
首都圏に一極集中していると言われるデータセンター(DC)だが、あえて地方に設けることで成功を収めた事例もある。各地で大規模DCを運用している3社の事例を見ていこう。
-
政府が1000億円を投じて、データセンター立地の分散を後押しする狙い
政府がデータセンター(DC)の立地を日本中に分散する取り組みに力を入れ始めた。2022年6月に閣議決定された「デジタル田園都市国家構想基本方針」にもDC整備を盛り込み、地方でのDC建設や海底ケーブル建設へ1000億円の補助金を支出する。関東にDCが集中することへの懸念が背景にある。
日経クロステック Special
What's New
経営
- クリニック向け営業を変革する新サービス
- 【動画解説】DX推進でビジネスを変革
- 人的資本投資の現状や課題をLIVEで議論
- 今注目すべき「スーパーパワーズ」≫詳細
- 千代田区が描く「自治体DX」の理想像とは
- 非IT人財を巻き込んだDX戦略の実現法
- 富士通が目指す「心の豊かな」社会とは
- 誰ひとり取り残されないデジタル化の要諦
- DXで業務効率化は目指すな≫その理由は?
- 旭化成、サッポロビール≫AI活用最新事例
- 日本郵船にインテルが聞く「データ利活用」
- 「レガシー対応」+「DX」両輪を回す極意
- 実はDXは「間違いだらけ」?理由と打開策
- ソニーミュージック事例/顧客データ活用法
- テレワーク環境で気軽な雑談を実現する方法
- DX投資戦略≫専門家に聞く留意点は?