量子コンピューターのビジネス応用に関する国際会議「Q2B22 Tokyo」が2022年7月13、14日に東京で開催された。Q2Bは米シリコンバレーで毎年12月に開催されてきた会議で、米国外で開かれるのはこれが初めて。日本国内だけでなく米国からも集まった研究者やベンダー、ユーザーが語る期待と現実を報告する。

特集
量子コンピューターの実力を探る、「Q2B22 Tokyo」リポート
目次
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Q2B Tokyoで見た、量子コンピューター開発エコシステムの現在
量子コンピューターは現在、様々な企業によって開発が進められている。ハードウエアのメーカーだけではない。内部のデバイスや周辺機器、ソフトウエアなどを開発する様々な企業からなるエコシステム(生態系)が既に形成されている。
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世界で始まった量子技術の社会実装、先行する米国に学ぶべき4点
実用化にはまだ遠い量子コンピューターをいかに強い産業に育て、メリットを享受するか。関連技術や人材、知見が世界中の企業や研究機関などに散在するなか、これらを効果的に集合・マッチングさせて育てることが重要だ。
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「量子の谷」をどう乗り越えるか、Q2B Tokyoで見えた進路
量子コンピューターのビジネス応用に関する国際会議「Q2B22 Tokyo」が2022年7月13、14日に東京で開催された。ベンダーやユーザー企業、研究者による講演からは、量子コンピューターを巡る期待と課題がみえてきた。