全1273文字
PR

 マツダの2022年度第1四半期(2022年4~6月)の連結出荷台数が、前年同期比36.4%減の16万6000台となった。同期のグローバル販売台数は、34.0%減の23万3000台だった。同社が電話会議システムを用いて2022年8月9日に開催した2022年度第1四半期の連結決算説明会で明かした。生産台数や出荷台数が大幅に減少した影響で、売上高は前年同期比23.2%減の6172億円、営業損益は195億円の赤字となった。

マツダの生産台数と連結出荷台数、グローバル販売台数(2022年度第1四半期)
マツダの生産台数と連結出荷台数、グローバル販売台数(2022年度第1四半期)
(出所:マツダ)
[画像のクリックで拡大表示]

 生産台数減少の要因としてマツダは、中国・上海市のロックダウン(都市封鎖)の影響による部品調達不足を挙げた。「半導体部品を中国に運んでユニットに組み立てたり、上海市にあるサプライヤーの事業所で部品を組んだりしているが、在庫として現地にあったものがロックダウンで取り出せなくなった」と、同社取締役専務執行役員の毛籠勝弘氏は説明する。

 今後は、在庫の置き場所を変えることで対策する。「部品として完成したものは、速やかに車両の組み立て工場の近くに持ってくることで対応したい」(毛籠氏)とした。

2022年4~5月に上海市のロックダウンの影響を受けた
2022年4~5月に上海市のロックダウンの影響を受けた
(出所:マツダ)
[画像のクリックで拡大表示]

 ただ、同社は上海市のロックダウンの影響は、2022年5月までに収束したとみている。ロックダウンの解除や半導体の代替調達の進捗などにより、6月と7月の生産台数は回復しており、2022年度第2四半期(2022年7~9月)累計の生産台数は30万台を達成できる見通しだ。

 金利上昇や景気後退の懸念などの外部環境は、依然として不透明な状況が続くと予測しているが、2022年度通期(2022年4月~2023年3月)の業績やグローバル販売台数は、期初の見通しを据え置いた。現時点では、見直しを判断する状況にないとする。同年度第2四半期以降の生産・出荷・販売の回復に注力し、「4月から5月の減産を挽回し、通期計画の出荷台数(118万台)を達成したい」(同社常務執行役員の川村 修氏)考えだ。