最大10Gビット/秒のアクセス回線サービスを提供するプロバイダーが続出し、家電量販店には2.5Gビット/秒のポートを備えたネットワーク機器が並ぶ。無線LANではIEEE 802.11ax (Wi-Fi 6)に対応した製品が普及している。それぞれどのようにして高速化を実現しているのか。その「裏側」に迫る。

特集
ネットワーク高速化の裏側
出典:日経NETWORK 2022年6月号 pp.20-32 「ネットワーク高速化の秘密」を改題、編集
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目次
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最大9.6Gビット/秒の「Wi-Fi 6」、高速無線LANを実現する3つの技術
家電量販店やECサイトには最大伝送速度9.6Gビット/秒のWi-Fi 6向けの機器も出回り始めている。9.6Gビット/秒を実現するWi-Fi 6では、何が変わったのだろうか。技術的な違いについて見ていこう。
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2.5Gビット/秒への対応進むイーサネット、なぜ「ケーブル」が重要なのか
企業や家庭で有線LANを構築する際に欠かせない技術がイーサネットである。ここではイーサネットの基礎を説明するとともに、2.5Gビット/秒以上の伝送速度を実現する仕組みを解説する。
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10Gビット/秒の接続サービスが続々、高速回線を安価に利用できるワケ
自宅や企業からインターネットに接続するアクセス回線が高速化している。各事業者が提供する高速なインターネット接続サービスでは、アクセス回線に光ファイバーを利用する。光ファイバーを使ったインターネットアクセスの仕組みを見ていこう。
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ネットワークの至る所が「10Gビット/秒」に、高速化が進む理由
高速な伝送速度を実現する通信規格の多くは、実は10年以上前に標準化されている。なぜ今になって高速化が進み出したのか――。進化の歴史を見ていこう。