今、培養肉があつい。牛や豚といった細胞から“製造”する培養肉に、日本国内の大手食品メーカーや製造業各社が参入してきている。

 培養肉は、環境負荷削減に加えて量や味を自在に制御できる可能性を秘める。まず、家畜を生かしたまま細胞を採取し、培養できる。家畜を増やさずに済むため、結果的に必要とされる水や土地、げっぷなどによるメタンガスなどが減らせる。さらに、感染症やサプライチェーン分断などの外部環境リスクに左右されにくいため、食肉の安定供給が可能になる。

 製造業を手掛ける企業にとって、培養肉は有望な新市場になり得る。工場での肉の製造には、工場運営のノウハウ、3Dプリンターやバイオリアクター、顕微鏡のような製品技術が欠かせない。無菌培養のため、クリーンルームも必要となる。

 培養肉は製造業とどう関わってくるのか。その最先端を追う。