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 複数のPDFファイルを結合して1つにしたい、長文PDFの途中にしおりを挟みたい――。こうした願いはPDF編集機能を備えたフリーソフトでかなえられる。ここでは市販アプリ顔負けの便利なパソコン向け3本とスマホアプリ1本を紹介する。

1本で結合、抽出、削除… CubePDFは万能ツール

 PDFの編集に欠かせない万能ツールが「CubePDF Utility」だ。これ1本でPDFの結合やページの抽出、削除などの編集ができる(図1図2)。PDFにパスワードを付けてセキュリティを強化することも可能だ(図3)。

ページの入れ替えや抽出も簡単
ページの入れ替えや抽出も簡単
図1 インストールして起動[注]。別のPDFファイルを挿入するときは、ページのサムネイルを選択し(1)、ツールバーの「挿入」の「▼」メニューから挿入位置を選ぶ(2)(3)。挿入するPDFを選んで実際に挿入されたら(4)、「保存」を押して上書き保存する(5)
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一部のページを別ファイルに保存
一部のページを別ファイルに保存
図2 一部のページを取り出して別のPDFを作るには、抽出するページのサムネイルを「Ctrl」キーを押しながらクリックして同時選択し(1)、ツールバーの「抽出」を押す(2)。あとは名前を付けて保存すればよい(下)
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PDFにパスワードを付けてロック
PDFにパスワードを付けてロック
図3 PDFにパスワードを付けるには、図1下で「セキュリティ」をクリックしてこの画面を開く。「PDFファイルをパスワードで保護する」にチェックを入れ(1)、下の空欄に自分で考えたパスワードを入力する(2)。あとは「PDFファイルを開く時にパスワードを要求する」と「管理用パスワードと共用する」にチェックを付ければよい(3)
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 タッチ対応パソコンでPDFにペンなどで手書きするなら「Drawboard PDF」がお薦め。その魅力は手書きに特化していること。色や線の太さが異なるペン種をパレットで素早く切り替えられる(図4図5)。パレットは既定だと右側だが、左や上などに移動させることも可能(図6)。

複数のペンを並べて自由に手書き
複数のペンを並べて自由に手書き
図4 タッチ対応パソコンなら、ストアアプリの「Drawboard PDF」がオススメ。PDFにスタイラスペンなどで手書きするときに便利だ。色や太さの異なるペン種が並んだパレットが秀逸で、タップして素早くペン種を切り替えられる。スタイラスペンの種類によっては筆圧で線の太さが変わる
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図5 新しいペンをパレットに追加するには、「+」ボタンを押して開いた画面で「描画」を選ぶ(1)(2)。「ペン」の右上にある「+」を押す(3)。続く画面で色を選び(好みの色がない場合は「…」ボタンから選ぶ)、線の太さをドラッグして決める(4)(5)。これで新しいペンが使えるようになる
図5 新しいペンをパレットに追加するには、「+」ボタンを押して開いた画面で「描画」を選ぶ(1)(2)。「ペン」の右上にある「+」を押す(3)。続く画面で色を選び(好みの色がない場合は「…」ボタンから選ぶ)、線の太さをドラッグして決める(4)(5)。これで新しいペンが使えるようになる
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パレットの位置を変更する
パレットの位置を変更する
図6 パレットの位置を変更するには、図4の「移動」ボタンをドラッグする。ドラッグ中に表示される点線で囲まれた位置に移動できる
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