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 世界的なインフレの波、円安の進行。エネルギー資源問題に、長引く感染症対応。こうした困難な課題に企業が直面する中で、2023年に飛躍が見込まれるのはどんな業界なのか。『日経業界地図 2023年版』から、要注目分野の「業界地図」を紹介する。今回は、スマートフォン・タブレットをめぐる業界地図を見ていこう。

「スマートフォン・タブレット」のポイント
  • 自動車や動画配信サイトとの連携強化
  • コスト高や円安で値上げが広がる懸念も
(注)順位は2021年出荷台数。世界は米IDC、日本はMM総研の資料に準拠
(注)順位は2021年出荷台数。世界は米IDC、日本はMM総研の資料に準拠
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 米アップルの人気端末「iPhone」の発売から10年以上が経過し、カメラや画面がより精細になったうえ、各社の高機能のスマートフォンを安く購入できるようになった。ただ、先進国などではスマホ市場が成熟期に向かいつつある。大手各社はカメラ機能を重視したスマホに活路を見いだしており、2個以上のカメラを搭載した「複眼化」の動きが加速している。

最近の動向

 米IDCによると、2021年のスマホの世界出荷台数は20年に比べて5.2%増の13億5980万台だった。新型コロナウイルス禍の影響で落ち込んだ20年からの反動で増加した。高速通信規格「5G」向けスマホの普及も増加の一因となった。