建築設計事務所の売り上げを建物の用途別に見てみると、業務全体の売上高ランキングだけでは確認できない設計事務所の特徴が浮かび上がってくる。独自調査に基づく建築設計事務所の設計・監理業務の売上高ランキングを紹介する。

建築設計事務所21年度決算、用途別ランキング
目次
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「住宅」は日企設計が4年連続首位、松田平田設計と大建設計は大幅増でトップ10入り
設計事務所の2021年度決算を基に、日経アーキテクチュアが独自調査した「建物用途別売上高ランキング」を紹介する。「住宅」は日企設計が4年連続で首位、松田平田設計と大建設計が大幅増でトップ10入りした。
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「倉庫・物流施設」は首位の日建設計、2位のパシフィックコンサルタンツが30%超減
設計事務所の2021年度決算を基に、日経アーキテクチュアが独自調査した「建物用途別売上高ランキング」を紹介する。「倉庫・物流施設」はコロナ禍でも好調を維持してきたが、ここにきて大幅減収の設計事務所が目立ってきた。首位の日建設計、2位のパシフィックコンサルタンツはともに30%以上の減収になった。
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「生産施設」は初回答のJR東海コンサルタンツが2位、首位はNTTファシリティーズ
設計事務所の2021年度決算を基に、日経アーキテクチュアが独自調査した「建物用途別売上高ランキング」を紹介する。「生産施設」は、調査に初めて回答したジェイアール東海コンサルタンツが2位にランクインした。首位は減収ながらNTTファシリティーズだ。
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「教育・研究施設」はトップ10内の9社が2ケタ増収、類設計室が首位奪還
設計事務所の2021年度決算を基に、日経アーキテクチュアが独自調査した「建物用途別売上高ランキング」を紹介する。「教育・研究施設」は、トップ10のうち9社が2ケタ増収と好調だった。そんな中、類設計室が首位を奪還した。
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「文化施設」は久米設計が68.6%増で3位、前期好調の日本設計は反動減で4位後退
設計事務所の2021年度決算を基に、日経アーキテクチュアが独自調査した「建物用途別売上高ランキング」を紹介する。「文化施設」は、久米設計が68.6%増で3位に上昇。前期に売り上げを大幅に伸ばした日本設計は、反動減で4位に後退した。
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「宿泊施設」は久米設計が57.8%減、日本設計が58.3%減など不調目立つ
設計事務所の2021年度決算を基に、日経アーキテクチュアが独自調査した「建物用途別売上高ランキング」を紹介する。「宿泊施設」は、久米設計が57.8%減、日本設計が58.3%減になるなど減収が目立った。首位は微増だった日建設計だ。
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「福祉施設」は日企設計が2位、松下設計が4位で順位が大きく変動
設計事務所の2021年度決算を基に、日経アーキテクチュアが独自調査した「建物用途別売上高ランキング」を紹介する。「福祉施設」は、日企設計が2位、松下設計が4位に食い込むなど順位が大きく入れ替わった。首位は内藤建築事務所だった。
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「医療施設」は内藤建築事務所が4連覇、山下設計は6社減収の中で92.1%増
設計事務所の2021年度決算を基に、日経アーキテクチュアが独自調査した「建物用途別売上高ランキング」を紹介する。「医療施設」は、内藤建築事務所が4連覇を達成。山下設計は10社中6社が減収の中で92.1%増と好調だった。
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「スポーツ施設」は日建設計が533.9%増で首位に、22年度も横ばいで好調維持見通し
設計事務所の2021年度決算を基に、日経アーキテクチュアが独自調査した「建物用途別売上高ランキング」を紹介する。「スポーツ施設」は、日建設計が533.9%増で首位に踊り出た。22年度も横ばいの予想で好調を維持しそうだ。
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「商業施設」は再開発を進めるJR東日本建築設計が首位、三菱地所設計は減収で後退
設計事務所の2021年度決算を基に、日経アーキテクチュアが独自調査した「建物用途別売上高ランキング」を紹介する。「商業施設」は、駅周辺の再開発などを進めるJR東日本建築設計が首位になった。三菱地所設計と梓設計が20%を超える減収で順位を落とした。
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「事務所」は日建設計が3年連続首位、売上高は200億円を突破
設計事務所の2021年度決算を基に、日経アーキテクチュアが独自調査した「建物用途別売上高ランキング」を紹介する。「事務所」は、日建設計が3年連続首位で、売上高は200億円を突破した。
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「庁舎」は山下設計が3年連続首位、上位3社が減収の中で大建設計は増収で4位
設計事務所の2021年度決算を基に、日経アーキテクチュアが独自調査した「建物用途別売上高ランキング」を紹介する。「庁舎」は、山下設計が3年連続で首位になった。